顎関節に襲う突然の痛み!診断までの経緯と原因、処方箋

顎関節の痛みを訴えている 日常

傘を持たない日は雨予報、おはようございます!

最近は雨が続いていて天気予報が外れることが多いですね、晴れていたから傘を持って行かなかったのですが、そういう日に限って予報外れのどしゃ降りを浴びまよね(笑)

それはさておき、先週の夕方に私は家で勉強をしていると突然右の顎関節(耳穴の前にある)に違和感を覚えました。以前から私は口を大きく開けると「コッ」みたいな音や「パキッ」となんともやばそうな音を立てていたことは承知していましたが、何事も不自由がなかったのでそのままにして過ごしていました。

これが原因なのかはわかりませんが、次に口を開けて音が鳴った瞬間に右顎関節に激痛が走りました!

右顎関節に痛みが発生した
右顎関節に痛みが発生!

突然だったため「何が起きたんだ!?」と半口を開けたまま固まってしまいました。口を動かそうとすると痛みが襲ってくるのでどうしようもないが、とりあえず口を閉じたいと思い痛みに耐えながら1分ほどの時間をかけて閉じました。

あの時間はめちゃくちゃ長く感じましたよ、「これが遊んでるときの時間の流れだったらいいのに~」と悠長に考えながら(笑)。

そして閉じてから今度は口を開けることが痛くてできませんでした。
もう焦りますよね、今まで出来て当たり前だった動作が突如できなくなるんですから。

さらに私はこのご時世もあり、アゴを痛めた1時間後ほどに大学の出欠席をとるためにzoomの動画に参加する必要がありました。

とりあえずそれまでの時間は氷嚢ひょうのうを作って顎関節を冷やしながら「アゴを突然痛めたので喋れません」というフリップを余ってたA4の紙に書いて待機してました。(笑)

このとき、痛みに対して冷やすことは対症療法として有効なのだと改めて実感しました。

ここで、なぜ痛みに対して冷やすことは対症療法として有効なのかを考えてみましょう。下に一つ表を載せましたので見てみましょう。

神経線維の種類
痛み刺激が他の神経線維に比べてどのくらいの速さなのか
神経線維の種類

こちらの画像は皮膚が感知する刺激を伝える神経線維の種類です。
パッと見ただけではよくわからないと思いますが、注目するべき箇所は伝導速度とその感覚機能です。

1つは今問題視している痛み刺激の受容器の項目は一番下にあるCです
そして2つ目の冷たさを感じる感覚受容器の項目はAδ(デルタ)です。

この表は簡単に言うと上に行くほど伝導が早い、つまり下の受容器よりも優先的に感覚を感じるのです。
なので痛みの刺激を感じている時にそれよりも伝導速度が速い皮膚に触る感覚圧を加えるなどの刺激を与えることで、すでに感じている痛みを緩和することができるのです。

雑な説明でしたが、これで痛みがある部分を冷やすと軽減される理由についてなんとなく理解をしていただけたら嬉しいです。
しかしこれは対症療法のため根本的治療ではないのでその点はご注意ください。

話が逸れました、そしてzoomが開始されるも先生が確認事項を話すだけで喋ること無くうなずくだけで終わることができました。( ;∀;)ヨカッタ

出欠確認は終わり、痛みが出て5時間後の夜ご飯の時間でも痛みは引かないので豆腐にキムチと納豆を乗せて泣きながら2時間くらいゆっくり噛んでました。
こんなに辛い食事は初めてというくらい苦しくて勝手に涙がでてきました。(T_T)

歯磨きも何とか終えて、もう痛みから逃げ出したいと思いすぐに寝ました。
この時は全く動かずにいると痛くはないのですが顔を動かした瞬間から痛みを感じました。頭の向きを上下左右に振り返るだけでも痛みが襲ってきます。口の開きは上下の歯間を指が2本入るくらいでした

翌日、目が覚めると同時に痛みも”こんにちわ”してきました。
ですが1日目に比べると若干痛みが引いた気がします。1日目が痛みの程度10とすると9くらい、あまり変わっていませんが….

このままではマズいと思い歯医者へなんとか電話、予約は取れなかったものの予約が空く可能性があるとおっしゃっていたので、その日のお昼過ぎに行くことにしました。

時間になり歯医者へ行くと「予約がキャンセルになりましたのですぐにご案内します」と言われラッキーでした!

歯科医との問診を終えて私は顔のCT画像を撮りました。顎を乗せるところに証明写真を撮るように顎を少し引いた状態でセッティングして、その台の下に両手で掴む棒があるので握って準備を終えると機械が顔の周りを1周、数秒で終了しました。

撮った画像を見てみると特に器質的な原因(骨の歪みやヒビなど物理的なもの)はないと言われました。

原因として考えられるのは顎関節にある関節円板と呼ばれる、関節の動きをスムーズにするものがずれている可能性でした。

顎関節の関節円板がズレて潰れる様子
北國新聞 健康・医療情報サイト 丈夫がいいねっと

こちらは「北國新聞 健康・医療情報サイト 丈夫がいいねっと」から引用しました。

頭蓋骨には、線維でできた「関節円板」という組織が筋肉を介して連結しており、下顎頭との間でクッションの働きをしている。関節円板のおかげで、下顎は滑らかに動くことができるのだ。ところが、強く顎をかみしめるなどの無理な力が加わり続けると、関節円板が変形し、数㍉程度前方にずれることがある。そうなると、関節円板が下顎の動きを邪魔してしまう。

北國新聞 健康・医療情報サイト 丈夫がいいねっと

こちらに書いてある通り、関節円板は力が加わると変形して前方へずれることがあるそうです。実際に歯科医の方にそれを説明されて、前方へずれた関節円板は次に口が開くときに顎関節に押しつぶされて痛みが発生すると言われました。

これを助長する因子としては日常のストレス寝る時に横になることで圧迫されることなどだそうです。

治療方法について聞くと、

「今すぐに治療を希望する場合は歯医者ではなく、顎関節付近にある軟部組織(筋肉や腱、靱帯など)のスペシャリストに係るのがベストだよ。そうしたいのであれば紹介するよ」

と言われました。

しかし治療をしなくても自然に治るらしく、基本的に長期的にみれば「あの時アゴがめちゃくちゃ痛かったけどそんなこともあったかなぁ」という印象になるくらいのレベルだから大事になる心配はないそうです。
なので私はそのまま自然に治すことにしました。

ついでに親知らずの様子を見てもらいましたがまだ心配いらないよと言われました。ですがCT画像の過去に撮ったものを見てみると、今日撮ったもののほうが明らかに横を向いていて凶悪になっていました。今すぐ口内を貫いてきそうで怖いです(笑)

帰りに痛み止めを処方してもらい、家に帰り飲んでみると夕食のときには痛みが驚くくらい引き、食事が楽しめる普通というありがたみを再認識を致しました!

と同時に普段は薬を飲まない私はこんなに効くものなんだと驚きました。
医学って素晴らしいですね、

今回処方していただいた薬はロキソプロフェンNa錠60mg「OHA」8回分です。

痛み止めのロキソプロフェンNa錠60mg「OHA」
痛み止めのロキソプロフェンNa錠60mg「OHA」

薬は保険合計143点、歯医者は763点で合計が2640円でした。

普段から自分が診察してもらうことが少ないので値段が高いのか安いのかは分かりませんが、痛みと比べたらとても安いと思います!

こんな感じでアゴの痛みとの激闘は幕を閉じました。

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